ガンガゼの駆除に於いては      
一般財団法人 セブンイレブン記念財団  
からの助成金で活動を行っています。   

Sea藻の活動

NPO法人Sea藻は、東海地区のきれいな海をまもることに関心を持つ市民に対して、環境保全活動に関する事業を行うことによって、環境破壊から海を守り、大切な自然を後世の人たちに受け継ぐことで、環境の振興を図り、また豊かな街づくりに寄与することを目的しています。
 
ガンガゼ駆除活動では、この活動にボランティアとして参加して頂けるダイバーを募っています。

海藻の役わり

海には陸上の森林の様な役割を果たす海藻があります。
海藻は海中の様々な生き物の隠れ家や産卵場所となり、また水中の栄養を吸収して光合成を行い、水の浄化や海中に酸素を供給することで海中の生態系を支えるとても重要な役割を果たしています。 

磯焼け

私たちの生活排水には、沿岸域の汚染源となる有機物やチッソ、リンが含まれています。藻場、干潟は、こうした汚染源を吸収、分解することで、水質や低質を浄化し、沿岸域の環境を守っています。藻場や干潟がなくなると、植物プランクトンが増加し、海水は汚れ、ヘドロが堆積します。
その為、海藻が無くなってしまうと住処とする生き物はいなくなり、生物は集まらなくなってしまいます。また、余分な栄養がそのまま海中に溜りヘドロとなって海底に蓄積し海を汚し海底の生き物の住処をも無くしています。
この海藻が無くなることを磯焼けといい、海の砂漠化とも言われています。
磯焼けはいま、全国で広がってきています。

ガンガゼ駆除とは

磯焼けは様々な要因によって発生しますが、大抵は自然と回復します。
しかし、磯焼けが継続する要因がいくつかありそのうちの一つがウニ類による食害です。
特にガンガゼというウニは他のウニと比べて約3倍程の食事をするためすぐに海藻が無くなってしまいます。
三重県南部ではガンガゼを駆除することによってもとの海藻豊かな海に戻ることが三重大学藻類学研究室の研究結果で報告されています。
ウニ類は夜行性の為昼間は岩陰に潜み船上からの駆除や素潜りでの駆除は効率が悪く漁業者だけでの的確な駆除は難しいのが現状です。
そこでスキューバを使用して直接ガンガゼを見ながら駆除を行うことが一番効率がよく、岩陰などに隠れているガンガゼを的確に駆除することができます。
駆除の方法はステンレス製の棒で潰すだけです。

駆除場所

三重県南伊勢町 宿浦地区   約126,112㎡   延べ駆除数 約335,139個体
 
三重県南伊勢町 神前浦地区  約103,449㎡   延べ駆除数 約76,094個体
 
三重県南伊勢町 古和浦地区  約153,587㎡   延べ駆除数 約173,121個体
 
三重県紀北町  白浦地区   約90,000㎡     延べ駆除数 約220,360個体
 
三重県紀北町  島勝地区   約60,079㎡     延べ駆除数 約68,374個体
 
三重県紀北町  海野地区   約104,839㎡   延べ駆除数 約47,729個体

駆除による藻場の回復

駆除活動前

海藻類は全く見られない。磯焼けの特徴として白い岩肌が見られる。

駆除続けて1年

季節的に増える海藻がついて岩に色が戻る。

駆除続けて2年

季節的な海藻が岩を埋め尽くし、所々多年生の海藻が生える。

駆除続けて3年

海藻類が多様化し元の海藻群落になりつつある。

ガンガゼ駆除について

ガンガゼとはウニの仲間で棘が刺さるととても痛い、厄介な生き物です。ガンガゼは海藻を根こそぎ食べてしまい、海の砂漠化(磯焼け)を起こす生物としても知られています。
ガンガゼを海中で潰して駆除を行うのがガンガゼ駆除です。

 

1日の流れ
7:00 ショップ集合

9:30 現地到着 挨拶・説明・準備

10:30 1本目 駆除開始

12:00 休憩(昼食)

13:00 2本目 駆除開始

14:30 片付け・着替え

17:30 ショップ着 解散

参加費
日帰り  4,000円
1泊2日 17,000円
 
必要なもの
 水着、タオル、日焼け止め、酔い止め、グローブ、朝食代

参加者説明動画

 
ガンガゼ駆除をするにあたり気を付けなければならないことを動画にまとめてありますので初めて参加されるかたはご視聴ください。
 

注意事項

・駆除活動に参加するにはスキューバダイビングのライセンス取得者のみ可能です、オープンウォーターから参加可能です。鈴木ダイビングスクールの卒業生でない場合は安全の為、プール講習を受けて頂くことで参加いただけます。
 
・1週間前のキャンセルは100%キャンセル料がかかります。天候による延期などによって参加できない場合は必要ありません。
 
・参加費にはレンタル代が含まれています。しかし、グローブのみは入っていませんので各自用意してきてください。
 
・ガンガゼ駆除は中性浮力が大事になります。駆除中に足が海底に着底するとガンガゼに刺される恐れがあります。また、浮きすぎるとガンガゼを突いた勢いで浮上してしまします。久しぶりのダイビングの方はリフレッシュを受けてからのご参加をお願いします。
 
・駆除時には集中してしまいみんなからはぐれてしまったりすることもあります。多少の危険もあります、完全なレジャーではありませんので気を付けるようにしてください。
 
・1日の流れは予定です。参加人数や道路の渋滞等によって時間のずれが出てきます。

スケジュール

令和 5 年度のスケジュールです、天候に関係なく変更する場合があります。
 
駆除活動に参加するにはスキューバダイビングのライセンス取得者のみ可能です、オープンウォーターから参加可能です。鈴木ダイビングスクールの卒業生でない場合は安全の為、プール講習を受けて頂くことで参加いただけます。
 
 

2023年 ガンガゼ駆除日程  (11/3更新)
日付 日帰り・泊まり 活動場所
空き状況
6月3日 土曜日 日帰り 海野 延期になりました
6月10日 土曜日 日帰り 宿浦 終了しました
6月17日 土曜日 日帰り 海野 終了しました
6月24日 土曜日 日帰り 島勝 終了しました
7月1日 土曜日 日帰り 白浦 終了しました
7月8日 土曜日 日帰り 神前浦 終了しました
7月16・17日 日曜・月曜 泊り 海野・引本 終了しました
7月22日 土曜日 日帰り 宿浦 終了しました
8月6日 日曜日 日帰り 古和浦 延期になりました
8月11・12日 金曜・土曜 泊り 島勝 延期になりました
8月19日 土曜日 日帰り 白浦 終了しました
9月10日 日曜日 日帰り 古和浦 終了しました
9月16・17日 土曜・日曜 泊り 島勝 終了しました
10月8日 日曜日 日帰り 宿浦 終了しました
10月14日 土曜日 日帰り 島勝 終了しました
10月22日 日曜日 日帰り 古和浦 終了しました
10月28日 土曜日 日帰り 神前浦 終了しました
11月26日 日曜日 日帰り 古和浦

 
空き状況  〇:まだ空きがあります。
      △:残り僅か。
      ✖:定員になりました。キャンセル待ちでお受けします。

レポート

令和4年度の活動報告です。


 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

  
 

 
 

 
 

 
 

NPO法人Sea藻

名称

特定非営利活動法人SEA藻

住所

愛知県名古屋市東区大曽根1-3-11

設立

平成26年9月24日

代表者

理事長 鈴木勝海

連絡先

電話 052-715-4417

FAX 052-914-5215

Mail seamo@suzuki-diving.co.jp

事業内容

環境の保全を図る活動

観光の振興を図る活動

まちづくりの推進を図る活動

目的

海底の掃除事業

藻場に悪影響を与えるガンガゼの駆除事業

珊瑚の分布調査及び啓蒙活動事業

海藻の販売事業